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老後の趣味を50代から始めて健康寿命を満喫する

「KageBlog」老後の趣味を50代から始める

平成25年(2013年)に内閣府が【高齢期に向けた「備え」に関する意識調査】を行い、全国の35歳から64歳の男女6,000人を対象にアンケートを取りました。

「高齢期に備えて大切だと思う取り組みは?」

みなさまはどんなことを思い浮かべますか?

アンケートの結果1位は「健康維持・体力づくり」、2位は「長く続けられる趣味・娯楽を始める」、3位は「日々の節約、貯蓄」と続きました。

ちなみに、「一般的に高齢者だと思う年齢は?」という問いには、70歳以上・65歳以上という二つの答えが全体の約65%を占めました。

会社員の場合、65歳と言うと現在多くの企業が定年と定める年齢です。
実際は50代後半に役職定年制があったり、60歳からは嘱託社員になったりと、50代も半ばを過ぎると自身が高齢期に近づきつつあることを否が応でも自覚することになるのではないでしょうか?

では、高齢期予備軍の50代半ばのみなさま、「健康維持・体力づくり」「 長く続けられる趣味・娯楽を始める」ことをしていますか?

わたしは若い頃の夢だったドラムを叩きたいの。身体が元気なうちに満喫したいから、今から始めることにしたわ。

これは、わたしの知人の実際の言葉です。
彼女は実際に50歳を過ぎてドラムを習い始めました。

今回は、健康寿命ことと絡めて「老後の趣味は50代から始めましょう」という話です。

老後の趣味の必要性

老後に趣味はなぜ必要なのでしょう?
老後を仕事からリタイアした65歳からと考えてみます。

今まで1日の時間の流れの中心にあった仕事がなくなります。
さて、1日何をして過ごしましょう?

特に男性の場合、難しいことは抜きにしてこう問われればその必要性を実感するでしょう。

女性の場合、男性に比べもっとハッピーな理由な気がします。
仕事のことはもちろん、今まで費やしてきた家庭内の色々なことから解放され、やっと自分の時間を謳歌できるという必要性と言うよりは必然性かもしれませんね。

仕事を続けるという選択

もちろん、定年退職後も次の働き先を見つけてバリバリ仕事をされている方も多くいらっしゃいます。

先の内閣府のアンケート ’ 高齢期に備えて大切だと思う取り組みは?’の 第5位の答えは、「高齢期に働くための備え(勉強、資格取得、就職活動など)」です。

身体が元気なうちは現役でいたいという気持ちもあるでしょうし、現実として年金に上乗せする収入が必要なのかも知れません。

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ただ、いつかは仕事を止める時は来ますから、手にした自由な時間を有意義に過ごすためにやはり趣味を持つ必要は出てくるでしょう。

人気の趣味は旅行

では実際、高齢期の方々にはどのような趣味が人気なのでしょうか?

大和ネクスト銀行が行っている「シニアライフに関する調査」を参考にしました。(※シニア=60歳~79歳)

その調査の中に【2020年ランキングで見る、シニアライフの実像】という項目があります。

シニア が2020年に楽しんだこと

こちらの調査によると、

  • 1位.旅行
  • 2位.嗜好品を楽しむ
  • 3位.読書
  • 4位.ドラマ鑑賞
  • 5位.ウォーキング・ジョギング・マラソン

という結果になりました。

また、前述の内閣府の【高齢期に向けた「備え」に関する意識調査】にはこのような質問項目もありました。

「高齢期の生活で大切にしたいことは?」

アンケートの結果1位は「趣味や勉強」、2位は「のんびりと過ごす時間」、3位は「家族との交流」となっています。

旅行は夫婦で、嗜好品を楽しんだりドラマ鑑賞はのんびりと時間を過ごすことができます。
読書は勉強に当たるのかもしれません。

これらの調査結果を見る限りでは、無理なく行える趣味が上位を占めた感があります。

習得に時間のかかる趣味もある

一方、冒頭の女性のように「若い頃にやりたかった、または若い頃にやっていた」ことをあえてやってみたいという高齢期の方々も多いはず。

大人向けの英語教室・大人向けの楽器教室・リターンライダー向けのバイク教室等々、大人を対象にした教室が全国で行われています。

Oji
身内の話ですが、わたしの母も65歳を過ぎて大学のオープン講座で英語の勉強をしていました。聞けば戦後若い頃にはそれどころではなく、時間に余裕ができたらもう一度英語を勉強をしたかったということでした。

英語にしろ、楽器にしろ、今日行って次の日には楽しめるという趣味ではありません。

旅行や読書のようにすぐに楽しめる趣味もあれば、これらの趣味のように楽しめるまでに時間がかかる趣味も多くあります。

だからこそ、時間に余裕のできた高齢期・シニア世代で ‘やってみたい!’ ということになるのでしょうね。

<老後の趣味は50代から始める>

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  • この記事を書いた人

Oji

’64年生まれ。2020年二度目の東京五輪をRebornの時と考え、30年近く続けた工場経営からリタイヤしました。新しい人生がより豊かなものになるよう自己学習をしながら情報を発信していきます。

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