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そろそろ知りたい、高額療養費制度。自己負担額と申請方法

そろそろ知りたい!高額療養費制度

高額療養費制度の申請方法と適用されない費用

ここまで高額療養費制度の内容を学んできましたが、次は申請方法とこの制度には適用されない医療費を調べてみました。

高額療養費制度の申請方法

高額療養費制度の申請方法は2通りあります。

  • 医療費先払い・後申請
  • 事前申請

方法は2つありますが、共に申請先は加入医療保険へとなっています。

世帯合算のところで、加入医療保険が違うと合算できないって言ってたでしょ。つまり、申請先が別々になって手続きが複雑になるからということ?

そこまで書いてある文献は見当らなかったけど、申請が一か所で済むならば手続きする側も楽だよなぁと思って。

高額療養費制度の申請方法1-先払い・後申請

原則は、こちらの「先払い・後申請」の方法です。

先払い・後申請の流れ

先に自分自身で医療費を払い、その後に高額療養費制度を使って還付を受ける流れは以下の通りです。

  1. 医療機関や薬局の窓口で、自己負担額(1~3割)を支払う。
  2. 加入している医療保険に還付の申請
  3. 申請が認められれば、払い戻しを受ける
先払い・後申請の注意事項

なお、先払い・事後申請には注意すべきことが2つありますので、注意してください。

  • 申請の期限ー診療を受けた翌月1日から2年の間で申請しなければならない。
  • 払い戻しの時期ー還付申請後、少なくとも3ヵ月以上あと

3ヵ月以上かかるんだ。手術費など大きな金額の場合はやはり貯えがないとダメってことね。これって初めに話した ’ 生命保険が必要かどうか ’ という話にも関係してくるわね。

高額療養費制度の申請方法2-事前申請

先払い・事後申請の方法は、一時的とは言え、多額の費用の立て替えることになり家計への大きな負担になりかねません。

ここに配慮して、窓口での支払い額がひと月の自己負担限度額までとする方法があります。

限度額適用認定証の交付を受ける方法です。

事前申請の流れ

先に限度額適用認定証の交付を受け、医療窓口での支払額を自己負担限度額までにする流れは以下の通りです。

  1. 加入している医療保険に限度額適用認定証の発行の申請をする
  2. 申請が認められれば、限度額適用認定証の交付を受ける
  3. 医療費支払い時に、窓口に「保険証」「限度額適用認定証」を提出。※1

(※1 70歳~74歳までは「高齢者受給証」を提出することで自己負担額が変わります。75歳以上は「後期高齢者医療被保険者証」に自己負担割合が明記されます)

あらかじめ入院や手術の予定が分かっているならば、交付を受けておいた方がいいかもね。3か月以上、負担できるならば必要はないけれど。

高額療養費制度が適用されない医療費

高額療養費制度の内容や申請方法をここまで学んできました。

さてここで冒頭の疑問、

毎月引き落とされる生命保険のお金だけど、この費用は本当に必要?高額療養費制度でカバーできるんじゃないかしら。

を考えてみたいと思います。

生命保険を止めてしまうと困ることってなんだろう?

民間の生命保険は、大まかに言うと死亡保険と医療保険から成り立っているよね。そのうち、医療保険をどうできるかということだね。特に、給付のタイミングと対象内容を考える必要がありそうだけど。

支払いまで期間ー民間の医療保険ならば翌営業日5日

高額療養費制度は前述のとおり、事後申請なら申請後還付されるまでに最低でも3か月はかかります。

あらかじめ費用がかかることが分かっていて限度額適用認定証の交付を受けるという手もありますが、突発的な病気や思いもしない事故などが起きた場合は対応ができません。

対して民間の医療保険は、給付金の支払いに関して「書類が到着した日の翌営業日から数えて5営業日以内」と言う設定がほとんどです。

支払い期間を考えるなら、民間の医療保険はありがたいわね。

対象になる医療費ー高額療養費制度はあくまでも公的医療保険の適用費用のみ

高額療養費制度が適用される医療費(診察料や薬代など)は、あくまでも公的医療保険が適用されるもののみです。

美容に関する医療がダメなのは何となくわかるけど、差額ベッド代や入院中の食事代も適用されないのね!

自然分娩による出産費用や先進医療にかかる費用も対象外なんだよ。

ただし、入院中の食事代は1食につき460円(1日3食で1380円)、平均的な差額ベッド代は

1人部屋2人部屋3人部屋4人部屋
8018円3044円2812円2562円
出典:厚生労働省「2019年・主な選定療養に係る報告状況」

ですから、4人部屋に入院するなら食事と差額ベッド代で1日約4000円。

病気知らずの若い頃なら、高額療養費制度を使えば「民間の医療保険はもう少し待って」という選択もありかもね。
ガンにかかって先進医療に何百万円かかったとすると、これは自腹か。中高年には考えどころだね。

若い頃はお金のかかることは多く、さりとて、歳を取ると自分の健康に自信がなくなるし。

高額療養費制度ですべてをまかなうという判断は、もう少し時間がかかりそうです。

そろそろ知りたい、高額療養費制度|むすび

50代半ば、老後がそう遠くない年代に入り、今の生活を見なおす時期にもなりました。

今まで必要だと思ってきたことが不要になったり、その逆になったり。

今回たまたま「生命保険の必要性」を見直すことから、詳しく勉強することになった「高額療養費制度」。

確かに、給付される期間や制度対象外のモロモロがあるにしろ、お金のかかる医療費用の自己負担額に上限が設けられているなんて本当にありがたいことだと思いました。

これまで学んできた資産形成に役に立つ各制度や今回の医療制度。

知らなければ自分が損をするだけです。

これからも、シニア世代・高齢者世代の役に立つような情報発信を続けて行きます。

  • この記事を書いた人

Kage

’64年生まれ。2020年二度目の東京五輪をRebornの時と考え、30年近く続けた工場経営からリタイヤしました。新しい人生がより豊かなものになるよう自己学習をしながら情報を発信していきます。

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